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俺が女の子で遊んでると、教室の扉が開いた。
「はい、席に着いてください。」
あ、俺のいけない癖が出た。
恋愛で言う、一目惚れみたいな。
「山口秋人といいます。入学式で発表された通り、僕が君たちの担任です。」
敬語だけど、有無を言わせない口調。
猫被ってるねこれは。
少しだけ俺と同じ匂いがするよ。
「早速ですが軽い整容検査を行います。待っている間は楽にしてもらって構いません。自分の番になったら出席番号と名前を念のため、お願いしますね。」
一度も染めたことの無いような黒髪。
とっても綺麗。
眉目秀麗って言葉この人の為にあるんじゃないかな。
その顔が絶望になるとこ、見てみたい。
一目で、落としてみたいって思った。
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