白波の魔女の章

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晴れ渡る夜空には満点の星屑、 ぼんやりと霞んだ白い川を描きあげる。 Milkyway(ミルキーウェイ)とはよく言ったものだ。 『……けて』 それは何処から聞こえきたのだろうか? 小さく、 途切れ途切れな… 『助けて… わた…の……な、…を、……て』 『お願…、だ…か、私の大切な……守って』 屍は青白く輝いた。 どこからなのか? 誰からなのか? 解らない謎の声に、 屍の中で眠っていた御霊が答えた。 『解った、今、行こう』 屍が放っていた光は収束、 光線となって放たれた。 青白く輝く御霊は、 遥かMilkywayの彼方へと消えていった。
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