白波の魔女の章

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魔法陣を展開。 魔法陣のシールドが赤い礫の様な光弾を弾いた。 すぐに旋回飛行でその場を回避するが、 火線が追いかけてくる。 対空迎撃の機銃掃射みたいな赤い光弾が怪異から放たれている。 だが威力はそれ程でもなく、 シールドで難なくガードできた。 「そんな豆鉄砲なんてーっ!」 ロールして光弾を反らしつつ近づき、機銃掃射。 命中弾が火花を散らしているが、 「デカいし、硬い」 余りにも対象が大きすぎて、機銃では有効なダメージは与えられなさそうだった。 上昇して一旦距離をとり、 「なら今度は」 シールドを展開しつつ突入態勢。 赤光弾が雨霰と降りかかるがシールドで弾き、回避行動を取らずに速度を上げる。 ユニットから爆弾を切り離し、投下。 ヒューと風切り音を立てながら巨体に吸い込まれ、 青白い閃光を放ち、 轟音を立てて炸裂した。
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