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護るべき御国、
そこに住まう人民、
その姿を必死に探し求める。
だが、ありはしなかった。
だがそれは単純に一国が滅んだ、
とは少し事情が異なる。
御霊が命を賭して護った御国が、
まるで、
最初から存在していなかったかのような?
どちらにせよ、
御国を護る為に生まれた御霊の存在意義は、
その瞬間、
喪失してしまったのだ。
しかし、御霊の存在はまだ消えていない。
守護戦士として生まれた、御霊の戦う意思も消えていない。
戦う意思を持ったまま、
戦う意味を失った御霊は、
一体どうなるのか?
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