序章
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球体だった怪異が変形する。 受精卵が時と共にそのカタチを表していくように、 怪異もカタチを表していく。 突き出すように長く伸びる身体。 先端が上下に割れ凶暴そうな歯を剥き出しにした口顎になる。 上部先端が深く窪み、 赤光が燈って一つ目を作り出す。 後部は長細く変型し、鰭になる。 一眼の巨大怪魚だった。 虚空に向かって咆哮する怪魚、 それはまさに産声であった。
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