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微笑ましく見つめる咲夜に、俺も自然と笑みを浮かべる。
「そうか?」
「はい。
だって、犬も先輩も幸せそうですもの。」
「まぁ…ねっ。」
そっと目を閉じ幸せなあの日を瞼に移す。
〝ジロー。
お前は今、どこで何してるんだ?〟
〝ただいま。正樹君。〟
「!?
咲夜!今、なんか言った?」
「?
いえ?何も……」
「??」
それが、ジローの声だったのかはわからない。
ただ、いつも近くにいて、見守ってくれている様な気がした。
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