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「ねぇ雪、俺今日は1日OFFなんだよね」
「うん、知ってる」
未だ宏太に覆いかぶされたまま。
目を細めて髪を撫でながら言ってくる宏太。
休みとかそんなの言われなくても知ってます、はい。
「雪も、お休みだよね」
わざわざそんな確認してくる時は大抵あれだ。
えっちしたいサイン。
春にドラマが決まった彼は早朝から夜中までいないことが多かった。
つまりそーゆう行為も出来ないわけで……
まぁ、あの、お互いに溜まっては…いる。
でもさすがに、貴重な休みをそれで潰してしまうのはちょっと…しかもまだ朝だよ?
忙しさと睡眠不足を知ってる俺からすると休ませてあげたいな…とか。
「でも、貴重な休みなんだから…。身体休めたほうが」
「雪食べたほうが元気になる」
やんわりと休むほうを促してみたら、食い気味で変態な発言をもらった。
あ、左様で。
もう気づいてると思うけど、彼はなかなかの変態である。
以前本人に言ったら
『俺が変態になるのは雪にだけだから』
って返されて、そのままたべられた。
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