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彼は髪を払いのけ、上気し恍惚とした私の顔を眺める。
大きくそそり立つそれを口に含むと、
(ああ、敵わない。)(なんて素敵な人。)
そんな想いが湧いて来る。
そして身体をずらし、蟻の戸渡りを押しながら玉を揉み、指で金棒を擦りながら、乳首や首周りを舐めまわした。
これまでよりもっと一生懸命激しく奉仕した。
ずっと、こうしていたい。
恍惚感に浸りながら、そう思った。
「挿れさせろ、正常位だ」
慌てて意識を切り替え身体の位置を変えた。
じゃぶじゃぶに濡れたあそこは滴るほどになっていた。
「ああああ」
彼が激しく出し入れする。狂いそう。
「どんなことでも致します。何でも仰ってください。その人達にできないような事もします。だからどうか捨てないで下さい」泣き狂いながら彼にしがみつき懇願する。
身体は痺れ突っ張りびくびくと痙攣し蠢いた。
どうぞ私の身体で、気持ちよくなって下さい。
もがき苦しみながらもきつく締めた。
彼は、愉しげにそれを味わう。
こんな深い快楽は他で味わった事が無く、それは彼の技術や物、そして尊敬の念があればこその賜物なのだろう。溶ける・・・。
ふと気が付く。
失神したかもしれない。
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