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XXXX年。9月。
僕は、遂に夢を叶える事が出来る。
化学が進化し様々な事が出来るようになった世の中では、宇宙旅行が、一般庶民の最高の楽しみになっていた。
多くの星に行けるようになり、この間は人気アーティストが全宇宙ライブツアーなんてものをしていたくらいだ。
しかし、良いことばかりではなかった。
当然、宇宙の他の星には他の生物が住んでおり、その生物と戦う事を強いられた。
結果、出来た職業は、宇宙の生物と戦う仕事。
それが、「プレイヤー」だ。
「プレイヤー」は昔はスポーツやゲームなどの専門用語的な使い方をされていたが、今ではこの職業を示すときに使うのが一般的だ。
プレイヤーは誰もが憧れる職業だ。
小学校の「なりたい職業ランキング」で毎回TOP3入りするくらいにだ。
僕だってプレイヤーになりたかった。
しかし、その壁は高く。
誰もが越えられるようなものではなかったのだ。
けれど、僕はその壁を越えた。
そして今、ここに立っている。
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