chapter.1 ‡おばあちゃまのお見舞い‡

6/16
前へ
/90ページ
次へ
わたくし (Violet fairy) 「い、今から…おばあちゃまの お見舞いに行くの…」 黒狼さんは不思議そうな顔をする Shyuvart bolock (シュヴァルツヴォーロック) 「…へぇ、そうなのか… 君のおばあちゃま、病気なの?」 わたくしは黒狼さんの隣に立つ わたくし (Violet fairy) 「…体調がちょっと優れないだけなの でも、病気ではないのですわ…」 黒狼さんは小さく頷く Shyuvart bolock (シュヴァルツヴォーロック) 「なるほど!よし、決めた…! 僕もおばあちゃまのお見舞いに付き合うよ」 わたくしは目を見開いた わたくし (Violet fairy) 「本当に…?!」 黒狼さんは微笑む Shyuvart bolock (シュヴァルツヴォーロック) 「本当さ、可愛い可愛い Purple hood(パープルフード)ちゃんのためだし…」 わたくしは嬉しくなって 黒狼さんに微笑みかける わたくし (Violet fairy) 「うふふっ…おばあちゃま きっと驚きますわね… こちらですわ♪ わたくしについてきてっ」 わたくしは苔むした木の橋を 滑らないよう慎重に進む
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加