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ファルがとってきた魚を枝に刺し、焚き火で炙る。
「ファル、木集めてきてくれない?お前のが効率いいしさ。」
「えー?せっかく魚とってきたのに、また僕を働かせるのかい?鬼畜なお兄様だなあ。今夜あたり襲われちゃうかも。」
「そうだな、二人旅じゃなかったら今晩にでもお前を殺したいわ。」
「もー、ツンデレなんだから。仕方ないからとってきてあげるよ。僕が優しい弟でよかったね!」
ファルはそう言って立ち上がると、その場でくるりと一回転する。
いらない、その動作。
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