ふたりでもじぴったん【レトロゲーム小説大賞用】

事の始まりはいつも突然にやってくる。きっと来る。

「『ゆうよう』は有用です」と入れたのは
３年の鬼頭コウメイ先輩だった。

分かる人には分かる言い方だとニヤニヤする。

一番初めに家庭用ハードであるPS2（2002年）
で出た、もじぴったん体験版で出来るステージの
説明を引用する辺り分かっている。

「□□ゆう□よう□□」が段違いになって
構成されたステージになっており「し」「き」
等の言葉を使うだけで、簡単に連鎖の快感を
体験出来る、もじぴったんの面白さを伝えるに
相応しいステージとなっている。

宗教、状況、休場…など「○ゆう○よう」で
出来る言葉は日本語を見渡せば無数にある。
優勝、悠長、有料…など最初の一文字から
連鎖の嵐を体感できる。

そんな中で「もじぴったんDSのくえすちょんが
解けません！」と入れたのは、内田リサさんだ。