第1章

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女性はそう言いながら俺に手を振る。 手を振られ俺の意識は無くなったが、生き残るために進化したネズミの耳は、意識を無くす寸前の俺に向かって投げかけられた、女性の最後の言葉を捉えていた。 「もっとも、人間だった頃の記憶が何時まで残っているか分からないけどね……………………」
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