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はーい、と返事をして周りを見ると、背の高い女装した二人組がこちらに向かって来るのが見えた。
「おー、今日はフミちゃんとキミちゃんか!」
部長の笑顔とともにやってきたのは、やけにガタイのいいのに、白のタンクトップにピンクのミニスカートをはいている明らかに顔は男の人と、その後ろは線は細そうだが、背は高い、水色の膝丈ワンピースを着た、まだ顔は見えないが、多分、男の人だ。
「あらー、牧村さーん。また、可愛らしい男の子連れてきてくれたって言うから来ちゃったぁー。」
「おー、フミちゃん、こっちこっちー。」
ノリのいいピンクのミニスカートのほうの男の人、いや、女の人…?が、部長の隣に座った。
「さぁ、さぁ、キミちゃんは、吉永くんの隣に座って。」
そう言われたもう一人の方が、失礼します、と言って俺の隣に座った。
二人とも、やけに威圧感があるなぁ…
いわゆる、オカマさんなのに、俺よりよっぽど背が高い。
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