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「ただいま。
はー…本当にいたんだ。」
帰って俺の顔を見た途端、うんざりした表情を見せるキミ。
やっぱり、店の外出ると、男の格好をするんだ。
「お店で顔だけ洗って来たの。シャワー浴びちゃうから待ってて。」
そう言われ、また、待たされる。
べーつにいいけどさー。
実は俺も、いつ寝てもいいような、部屋着で寛いでいるから。
「で?どうしたの?」
キミも、いつもの部屋着に着替えて、冷蔵庫から、ビールを出して飲みはじめている。
「まだ飲むのか?」
「うるさいわね。瑛太は?」
「いらねー。」
「あっそ。」
会話だけならいつものキミなのに、なかなか俺の方によってこないところを見ると、やっぱり、何かを気にしているんだろう。
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