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「おー!久しぶり~!!いやー、ようやくかみさんがOK出してくれた~。」
何度かのリスケの末、ようやく会うことができた奏太は、少し疲れたような顔をしている。
「お前、なんか疲れてね?」
「おー、愛娘の夜泣きがひどくてさー。かみさんのイライラがマックスなの、今…」
俺にはわからないが、相当大変らしい。
育児の愚痴、奥さんの愚痴を散々話した後、
「瑛太は最近どうよ?」
と、ようやく俺の話を聞く気になったらしい。
「佐藤公彦に会った。」
今日は最初から、キミの話をするつもりだった。
大した話はできないだろうが、心の中のキミメーターが満帆で苦しかったから、少しでも吐き出したかったんだ。
「え…?公彦…?」
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