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オレの小屋を囲んで、チャーコとその飼い主のカイとハチさん、チョメさんにわたあめ姫、さらにありすんとスランバまでが揃っているではないか。
「ニャ……ッ……?」
そして、なにより驚いたのは。
『ピピーー♪ アタシ、イン子。イラッシャイマセイラッシャイマセ、ピピピノピッ!』
「ニャんでコンビニのインコまで……?」
『インコジャナイヨ、アタシ、イン子。チャントハツオンセンカイ、ヌコタローー!』
「誰ニャ、ヌコタローって!」
オレとイン子のイザコザに、カイが割って入った。
「まあまあ、今日は良き日なんだからヌコリンもそう爪を立てんな。な?」
「い、いや。ニャんでみんな、今日がオレの誕生日だと知ってるニャ? エージェントにプライベートの開示はタブー……じゃなくて、オレはプライベートは明かさニャイ主義ニャのに」
『アタシ、イチガツジュウニニチ、ウマレタノ♪ ニャ? マジカ、オレトオナジヒジャニャイカ。ニャハハハ!』
「お前ニャーーーー!?」
そうだった。この前コンビニでコイツと話した時、そんな会話があった。オレも予想外の偶然につい個人情報を口走ってしまったが……まさか覚えてしまっていたとは!
「プギー。イン子ちゃんに教えてもらわなかったら、アタチたち知らないままだったプギ!」
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