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よかったニャ、この町にあばよと言わなくて。
だってまだまだここには、オレの存在を必要としているダメな奴らがいるようだから……やっぱり『またな』で正しかった。
「さあ、お祝いのご馳走を作ってあるからウチに行こう。それが私からヌコリンへのプレゼントだよ」
「ハチさんまで、ありがとうですニャ。遠慮なくご馳走になりますニャ」
仲間と一緒に過ごせる、この日、この時間。
感謝……しなくちゃいけニャイのかな。
「ねえねえ、ホントになんで教えてくれなかったプギー?」
「いや、だって……。いっこ歳取るのなんて嬉しくニャい……憂鬱ニャ……」
「「「なんだよ、その理由!」」」
ゾロゾロガヤガヤ賑やかに。
オレのアンニュイなはずの誕生日が急に明るく色づき始めたのだった……。
「くすん……。イン子……お前が代わりに受け取ってくれるか……? 徹夜して監修した【三国志・心を打ち抜かれる至極の名言集】だよ……」
『ピッ!? ケッコウホシイカモ、ピピーー!』
【その日のできごと】おしまいニャリ♪(ΦωΦ)
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