2.進展?

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金森さんと連絡先は交換したものの… はっきりいって、相手が大人すぎて、どうしていいかわからない。今までも何人か付き合った人はいたけれど、みんな同い年か年下だったから。 お仕事も忙しいみたいだし、こっちからメールをたくさん送るのもどうかと思う。 でも、このままやどり木に来るのをひたすら待っているだけも嫌だ! どうしよう?メールしても迷惑じゃないかな? 専門学校の帰り道、考え事をしながら歩いていた。 「あれ?楓ちゃん? 久しぶりだね?」 名前を呼ばれ、振り向く。 高校の同級生で、ちょこっと付き合った事このある人だった。確か… 「佐藤くん。久しぶり、、、」 「今、何してるの?俺は商社だけど、、、 まだ時間大丈夫なら、飲みに行かない? さっきまで接待で全然飲んだ気しないんだ。」 佐藤くんは、一方的にしゃべり私の手を引っ張る。 「明日も早いから、無理だよ…」 手を戻そうとするがもっと強い力で引っ張られる。 「楓ちゃん何か甘いにおいがするね。」 ケーキ持ってるからだよ!と叫びそうになる。 「ちょっと、無理って言ってるでしょ?やめて。」 「いいじゃん、ちょっとだけさ~」 強引に連れて行かれそうになる。 それをやめさせようとふんばっていたものの、 バランスを崩し持っていたケーキの箱を落としてしまう。 あ~スカートと靴にクリームが…マジか… 「あっ悪ぃ~」 佐藤くんは、走って行ってしまった。
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