2.進展?

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あ~あ、ケーキもったいない。 スカートと靴、どうしよう。 呆然と立ちつくす。 「はぁ~、もったいないなぁ~」 とりあえず、クリームを拭かなきゃ。 「楓ちゃん?」 車道から声がかかった。 振り向くと、金森さんだった。 「あっ金森さん、こんばんわ…」 「そんなところで、どうした? あれ?服、汚れてない?」 車から降りて、近づく金森さん。 こんな姿見られたくなかったな。 「ケーキの箱を落としてしまって…」 「ハデにやったね。靴にもついてる。 とりあえず、落ちたもの拾って、ウチすぐそこだから、車に乗って。」 しゃがみこみ、切れたビニール袋に潰れたケーキをまとめてくれる。 まだ呆然とする私の背中を押し、車へ。 「スカートは、シートにつかないように。 靴は脱いで、、かして。」 言われるがまま、助手席に座る。スカートは、クリームがつかないように丸めて。靴を金森さんに手渡す。 クリームのついた靴は、後部座席に紙を敷いておく。 「うち、直ぐだから、ちょっと我慢。」 車で5分ほど走り、マンションの駐車場に入っていった。
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