21.社長命令

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結子さんに促され、社長室に入る。 金森さんと一樹もいた。 金森さんのお隣が、お父さま…社長さんかな? あまり似ていない。 「ひなたちゃん、一樹のとなりに座って。」 「失礼します…」 一樹と目が合う。なんだか困った顔してる? 「ひなたちゃん、ウチの親父で社長。」 金森さんにお父さまを紹介される。 挨拶をした。 「ひなたさんは、楓ちゃんと仲がいいみたいだね。」 楓ったら、もう金森さんの家族に紹介されているんだ! 「は、はい。中学の頃からの親友です。」 金森さんに止められるまで、少し楓の話で盛り上がる。 「親父、俺たちの話はいいから、本題に…」 「ああ、そうだった。」 コホンと、咳払いをして社長が 「ひなたさん、kazukiと一緒にモデルの仕事をして欲しい。中途半端に出るんじゃなく、ありのままの2人で出てもらいたい。」 「色々な業種から、夫婦でというオファーがたくさんきているんだ。ずっと断ってきたけれど、収拾がつかない。ここは、思い切って2人で頑張ってもらいたい。」 社長と金森さんに推される。
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