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一樹の方を向く。
やっぱり困った顔している。
「これからのモデル、kazukiの方向性も考えて
2人での露出もアリだと思うんだが、、な?
kazukiどうだ?」
社長さんは、金森さんの同意を取りながら一樹に聞いてきた。
「いつまでもモデルの仕事はできないと、少し前から、尊さんにも今後について相談していました。
ただ夫婦での仕事は考えていなかった…
ひなたには何度か協力はしてもらったけど…」
一樹が私を見る。
どうすればいい?
私は、どうすれば…
一樹のためになる?
「あの、今きているお仕事って、、どのような?」
とりあえず内容を聞いてみなきゃ。
「ひなた、、、無理しなくていいよ。」
「無理じゃないよ。一樹さんのためになるならって考えて。」
私達のやり取りを見ていた金森さんが席を立ちながら
「時間はあるから、2人でゆっくり考えてくれ。」
なかなか話が途切れない社長さんから上手く席を立つタイミングを作ってくれた。
「わかりました。近日中に、返答します。
では、社長、失礼します。」
一樹と2人で頭を下げて社長室を出た。
金森さんも後に続き、駐車場まで送ってくれた。
「ひなたちゃんも、よろしくね。」
「はい、、、。」
挨拶をして一樹と一緒に、また結子さんの車で自宅まで送ってもらった。
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