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遅いランチ休憩を終え、カフェに食器を戻す。
カフェの様子をチラッと見ると。
時々ランチに来る。
近くのヘアサロンで働く美容師のお兄さんが
楓と話をしていた。
ニコニコ楽しそうな2人を見ていると。
「あの子、楓ちゃん目当てみたいよ!
最近毎日のようにランチタイム後に来るの!」
横から香夜さんがコソッと教えてくれた。
「他にも、楓ちゃん目当てのサラリーマンとか
結構いるんだよね。本人は気がついていないみたいだけど…」
「あらあら、楓、モテモテ?なのに気がついてないなんて…らしくないな。」
「楓ちゃん、恋愛には積極的なように見えるもの。どうなのかな?どんな人がタイプ?」
「私が知っているのは、だいたい同級生とかが多かったかな?見た目と違ってハッキリしてるし楓が引っ張っていく感じだったかな?」
「そうなの?楓ちゃん目当てのお客さまは、みんな楓ちゃんより年上っぽいけど?恋愛対象じゃないのかな?」
香夜さんに言ってもいいのかな?
「楓、、今、気になってる人がいるみたいで…
だから他に目が向かないのかも?」
「そういうこと!もう、人の恋路。恋バナが楽しくって!」
おばちゃんみたく、ばしばしと私の肩を叩く香夜さん。
とても楽しそうですね…。って、私もか!
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