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次の日、私もカフェ勤務。
楓と、話す時間もあった。
香夜さんから聞いた、楓目当てのお客さまがいるっていう話をした。
「え~!知らないよ?誰誰?全然気がつかなかった。」
美容師のお兄さんとか、夕方近くに時々来店されるサラリーマン風のお兄さんなど、ただの常連さまだと思っていたみたい。
「楓のふわふわした女の子らしさに癒されるんじゃない?」
「そんなに、女の子らしくはないと思うけど?
ほら、ひなたとは違ってぽっちゃりだし?
ぽっちゃりが癒し系ってことなのかな?」
「楓が思ってるほど、ぽっちゃりではないと思うよ?」
「ひなたは、モデル体型だから…いらっしゃいませ。」
お客さまが来店した。おしゃべりしている場合じゃない。
私は、お水とおしぼりをトレイにのせて席に着いたお客さまのところに。
「いらっしゃいませ。お決まりになりましたら、、、」
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