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お風呂もすませ、ソファーで大好きなミステリー小説を読む。
本の世界に入っていると。
近くに、一樹の気配が
お風呂から出た一樹も、ソファーの脇に座りファッション誌をパラパラとめくっていた。
「一樹さんも出ている雑誌?」
雑誌から顔を上げて、雑誌を手に私の横に座る。
「見る?俺のトコ?」
「もちろん!」
喜んで、見せてもらった。
夏物の洋服と、靴、カバンなど一樹の所有物を
合わせたりしていた。
ホント何着ても似合う!
モデルだけあって、スタイルも良いし、肌も私よりキレイかも。
化粧水と乳液?ぐらいは使っているみたいだけど
パックをしたりとかはあまりしていない。
基本、食べ物や運動をして健康を維持している。
私も見習わなくっちゃ!
料理は少しずつ任せてもらえるようになってきたけれど、一樹の方が手際も良くて上手。
まだまだだなぁ。
あぁ、また自己嫌悪…
せっかく一樹のカッコイイ写真を見ていたのに。
急に黙った私の顔を不思議そうに覗きこむ一樹。
その上目遣い、ズルいわ。
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