部屋と"うたうた"とわたし

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二人で顔を見合せ話をしていると、パチンッ!と軽快な音がしたかと思い、ヒカリを見るとどうやら手を叩いて雪を取ったと思った筈が何もなく驚いているようだ。 「あえ?ぱーちん!……あえ?まま!ない!」 その様子を見て思わずクスッ!と吹き出してしまった。 「なくなったん?残念やな~。……でもな、降りよる雪は触れんのやで?」 「えー?……なんれ?」 そう教えるとヒカリは心底不思議そうな顔をして、訪ねてくる。 「積もったら触れるけど凄い冷たいで?」 笑いながら答えてやり、車に乗せると、ヒカリがまだ帰りたくないと駄々を捏ねるが、無視して来てくれた母にお礼を言い、帰宅した。
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