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ソラを見てみれば雪玉を作っている所だった。
「…兄ちゃんは雪だるま作りよん?」
「うん!おっきいの!」
それぞれ楽しそうに遊んでいるのを尻目に私も少し離れた所で雪を手に取り、楕円形を作る。
その雪玉に耳に見立てた、程好い大きさの南天の葉を二枚、目として赤い実を二つつける。
それを掌に乗せ、後ろ手に隠して落とさないよう、ゆっくり二人に近付く。
「……見てみてー!ママこんなん作ったでー。」
するとソラが先に振り返った。
「ん?……あ!うs「あー!!にゃあにゃあ!!」」
「……え?」
ウサギ と言いかけた所、ヒカリが凄くキラキラした目で自信満々にネコ だと言い切り、ソラは一瞬にして困惑してしまった。
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