部屋と"うたうた"とわたし

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「ん~?まだねんねするん?」 娘の要求通り布団に潜り込みながら問いかけ、旦那が部屋から出れるように娘の気を自分に向けたままにする。 「後は麺を湯通しするだけやから自分でしぃな?……今日はよう冷えるから気ぃつけて行きな!」 そして布団の中から旦那を送り出す。 旦那が手を挙げ、無言で出ていくのを見えた。 布団の中で私がネット小説を読んでいる内に娘は再び寝入り、代わりに息子、ソラがもぞもぞと起きてきた。 「おはよ。今日はちょっと検査があるからおしっこ行こか?」 息子をトイレに連れて行った後、服を着替え、二人で戯れていると暫くしたらまた娘が起きた。 「おはようございます」 まだ多少寝ぼけているが、起きてきた娘に微笑み、態とらしいお辞儀をしながら挨拶をした。 「おあよー!」 娘は私よりも深々と土下座のようなお辞儀をして、舌足らずだが、朝からとても元気良く朝の挨拶をしてくれた。
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