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写真集出版の為、自費出版にかなりの
比重を置いていた。
それらは全て、借金によって賄われて
いたのだ。
「どうして、借金の事実を?」
「貴方の事は、何でも知っています。
全部、UFO写真が教えてくれますよ」
写真が発信機となり、盗撮盗聴の
役目を果たしていたのだ。
図星の言葉に、怯んだ様に呻く。
数百万円の借金の為に、子供を売る父親。
これを、人身売買と呼ばずに
何と言おうか。
作造は気づいていた、彼ら異星人は
真っ黒なハットやサングラスによって
身を隠しながらも、地球の同居人で
あることは間違いないだろう。
既に作造は知っていたのだ・・・
彼らがブラックメンであることを。
彼らが目撃されると、不思議と
行方不明事件が起きてしまうそうだ。
(終)
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