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すっかり忘れてた。
親父の元に孫、大神家唯一のお姫様を見せびらかしに行って影王のことをケロッと。
「よう、元気か?挨拶にきてやったぞ」
「いらっしゃい、三津谷さん、愛さん」
時刻ぴったりに影王たちが到着した。
愛はりおとお茶を淹れに。龍琉たちは玲央のいるテラスの奥へと遊びに行った。
「龍琉は随分と背が伸びていい男になったな。そういや、春からは中学生だったか」
「おまえのとこの玲央と同じ年だからな」
「ホントにガキの成長は早いもんだな」
目の前の恋敵が今では親友。
息子の玲央と龍琉も気が合うのか仲がよかった。
テラスの向こうには龍琉たち3人を加えてますます賑やかになり声が聞こえた。
「うちは男ばかり3人だからな。女の子が欲しかったな。どうだ?龍琉の嫁におまえのお姫様をもらうってのは」
「ヤダね。誰が嫁に出すかよ。いつまでも手元に置いとくに決まってるだろ」
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