その名は チームメガネ!

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 5人で1つのグループを作り、営業成績を競い合う会社があった。  その中で、常に営業成績トップのグループがある。  その名は、チーム・メガネ!  全員がインテリに恥じぬメガネを身に着け、持ち前の頭脳を活かし、常に営業成績トップ。  分析を得意とする机上の魔術師、山田!  行動力も兼ね備えた音速の貴公子、鈴木!  全てを吸収して魅了する紅一点の小悪魔、田中!  研修生だが統計学を極めた奇才、高橋!  常にパーフェクトな答えを導く知の神、佐藤!  この会社に、山田、鈴木、田中、高橋、そしてリーダーの佐藤を知らない者はいない。  そんなチーム・メガネに、課長から指示が言い渡された。 「ゲーム会社と取引する事になった。その会社はレトロゲームに力を入れているそうだ。そこで、ゲームが出来る部屋を特別に用意した。お前達はゲームを体験し、来月に控えた顧客へのプレゼンを成功させてくれ」  営業成績はトップだが、リーダーである佐藤ですら28歳と若い。  レトロゲームのプレゼンなんて無謀と言える。  だが、この者達の頭脳を活かした底知れぬ力を侮ってはいけない。
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