診断メーカー

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正樹の言葉に胸が高鳴った。 私、今世界で一番幸せかも… 正樹が制服に着替えるため、2人で手を繋ぎながら、校庭にあるサッカー部の部室へと向かう。 部室の前は、ジャージ姿の同級生や後輩など、沢山の人だかりが出来ていた。 「涼子、良かったね!」 桃香が私に気付き、満面の笑みを浮かべる。 周囲にいたサッカーの部員達が、私達を冷やかしてくる。 恥ずかしくて正樹の顔が見れないよ…。 「【告白するのはいつ】の診断メーカーか」 「俺も、診断メーカーを使って告白してみようかな」 桃香が、診断メーカーのことをみんなにバラしていたみたい。 だけどこんなに幸せな状況の今、桃香を怒ろうという気持ちにはならない。
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