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「きて…おきて…生きてる?」
休んでいると声をかけられたみたい。
ゆっくり眼をあけるとそこには1人の男の子が立っていた。
年齢は私と変わらないくらいだろうか?
背丈はそんなに変わらない。
瞳は吸い込まれそうな綺麗な澄んだ蒼。
不思議なものを見る眼で私を見ている。
今まさにゆすり起こそうとしていたのか右手が私の方に向かっている途中で止まってた。
そして、神主のような白い袴をきている。
「良かった、生きてた。またここに迷い込んだ行き場のない魂かと思ったよ。」
サラリととんでもないことをいいながら無邪気な顔で笑いかけてきた。
「君は…?」
私は男の子に問いかけた。
「僕?僕は…うーん…そうだな、ここに住んでる人だよ!!」
適切な表現が見つからなかったらしい。
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