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「あ、ここはどこなの?」
一番肝心なことを聞きそびれる所だった。
「ん?神社だよ、一応。場所は説明が難しいんだ」
困ったように首をかしげながら教えてくれた。
「さ、僕は導くだけで君の道を決めることはできないんだ。君のお手伝いはするけどこうすることでこうなるっていうのは言えない決まり。」
そう言って手を差し出された。
「あなたが最善と思うことをすればいい。僕はそのお手伝いをするよ。でもこの神社、今日はちょっと変みたい。あなたは大変だと思うよ。」
そう軽く言われた。
差し伸ばされた手を掴み私も立ち上がる。
身長は男の子の方が少し低いようだ。
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