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申し訳ない気持ちになりもう一回シロの方を向くと普通にいつもの笑顔に戻っていた。
「あ、みて、ここに何か文字があるよ。なんだろ?」
シロが指さす先はさっきのキツネ様とは逆の方の台座
願いはとまり
人は忘れる
願いが流れた頃
忘れられた扉は再び開く
「ん?」
わかるようなわからないような。
「どうしたの?」
「願いがとまるってどういう意味なのかなって」
「ここは悲願神社、人の悲しい願いが集まるところ。生きてる人の願いと彼岸にいる人の願いの両方が集まるところ。集まって緩和されて時間ごとに小さくなって消失するんだよ、願いが。」
「じゃあ両方の願いが消失すると人の記憶から消えるってこと?」
「うん、その願いがね。」
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