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目が覚めるとどこかの社の境内みたいだ。
辺りを見回しても全然身に覚えのない場所だ。
「…ってか私は誰…?ここ、どこ…?」
白いワンピースに黒くて長い髪。
自分でもよくわからない。
「とりあえず人を探そう…」
そう言って境内の中を歩き回ることにした。
境内にはよくある手水舎、小さい祠、絵馬をかける場所。
小さい祠の奥には門が見える。
わりと大きい神社のようだ。
社の付近では狛犬のかわりにキツネが祀られている。
「…こんな知識は残ってるのにな」
自分のことは何も思い出せないままだ。
「どこから調べようかな…」
私はとりあえず小さい祠の奥にみえる門に向かって歩いた。
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