手を振って。

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『ママ、またね。』 そう言いながら、こちらに向かって差し向けられた小さな小さな手は、途中で動かなくなった。 こんなに小さいのに自分の命が終わるという事を理解できるものだろうか。 私は現実を受け入れられなくて、またね、って言えなかった。
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