シェフ三枝の恋愛事情

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「あぁぁぁぁ、美味しいぃぃぃぃ!」  これには流石に耐えれんかった。 「クックックッ、そりゃよかったな、木下サン♪」  我に返ったようにガバッと顔をあげた彼女は、よほど恥ずかしかったのか、みるみるうちに真っ赤になった。 「す、すみません…今までのどんなケーキより美味しいと思って…デスね…」  シュルシュルと風船がしぼんだようになってしまった。 「んー、いいんじゃねーですか?とりあえず1ホールあるんで、ゆっくり食べていいっすよ。それとも持ち帰りま「持って帰っていいんですか!?」…」  おいおい、急にテンション上がったな?食い気味で返事が来たぞ。 「じゃぁソレ、味わってて。気に入ったならまた焼いてやるから」  コクコク頷いて、また大きく口に運んでもぐもぐもぐもぐ……。  あー、マジでイイわ、木下サン。

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