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「……どうかな。まだまだだ。」
煌がまた笑った。これはかなり強いだろうと龍之進は思う。
「それじゃ夢は後を継いで師範とか?」
「…いや……私の夢は…」
彼女は夜空を見上げた。
「………宇宙飛行士…」
呟くような彼女の言葉に二人は言葉を失う。
視線を落とした彼女が小さく笑った。
「そんな顔するな。」
『……か、カッ━━ッコいい━━っ!!』
龍之進と智徳のユニゾンが彼女をまた笑わせる。
急に饒舌になった智徳が龍之進の肩を揺すった。
「うわぁー!スゲー!!ボクたちの夢!叶う!!叶うよ龍くん!…なぁ!なあなあ!!ボクたちで応援しようっ!!」
「うん!………僕はコンビニでバイトするフリーターだし片瀬くんはニートだけど… 宇宙戦士になるのが夢なんだ!……僕たち、煌さんを応援しますっ!!僕らの夢も一緒に宇宙へ連れて行って下さい!」
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