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「出来たら宇宙へ飛び出したい。ずっとずっと漂って、じいちゃんが拾ってくれるのを待っていたい…現実的じゃないけどな。」
もとより非現実な話だ。だけど絶対ではない。
龍之進は夢を膨らます。
「絶対はあるよ。」
「え?」
「煌さんは絶対に宇宙へ行っておじいさんに会う!!」
「そして元気でいることを確認するんだッ!」
智徳が叫んで、3人で笑った。
龍之進は思う。
こんなにひたむきに努力をする煌の願いが叶うようにと…
「よぉーしっ!みんなで頑張って煌さんを宇宙に送り出そう!!」
「うんっ!」
「……二人とも…ありがとう。」
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