コズミック ドリーマーズ

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「空手に決まってるだろ!?道着が見えないのか?」 云うな否や脇を絞め拳を構えると空手の型を始めた。 力強い眼差し、キレのある体捌き。動く度に“バッ!バッ!”と音がする。 動くだけで何故あんな音がするのかと二人がポカンとして見ていると、女が決まり手を打った。 「キヤアァァァァ━━━ッ!」 「……どう聞いたって」 「…うん。悲鳴だ。」 「!!……あ"あ"!?」 『ひぃっ!!すっ!すいませんっ!!』 今にも土下座態勢の二人に女は呆れたように少しだけ笑った。 「……まあ良い…あんた達、私がヘンタイに襲われていると思って助けに来てくれたのか?」 『は、はあ…』 「フフ……そっか…ありがとう。」
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