最後まで・・

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あれは天気予報で寒波が押し寄せ、大雪に見舞われたときだった。 彼女は一人二次試験の場所に向かっていた。 視界が悪く、会場に着くまで時間がかかりそうだった。 会場まであと少しというところで、事故は起きた。 彼女の「またね」はもう二度と聞けなくなった。死因は事故による出血死。事情を聞いた瞬間、肩を落とし、泣いた。 二次試験が終わり、合格発表。 結果は受かった!だが心もとなかった。だって彼女はもういない・・・。 もう一度聞きたい・・・。だか叶わない。 今にして思えば、彼女のあの事故があったから、アイサイトやエアバッグの導入も出来たのかもしれない。開発者である 俺はそう思った。
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