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俺の頭の中には、小学校の頃の俺がいた。
小学2年生の夏休みのほんの短い間、いつも遊んでいた女の子がいた。
初めて会った時、彼女は1つのひまわりを座って眺めていた。
そんな彼女に、俺は一目惚れしていて、声をかけたんだ。
「何してるの?」
すると彼女はこう答えた。
「このひまわりは1人だから、私が側にいるの。
だって、1人は寂しいでしょ?」
「それならさ、そのお花にはこのひまわりの種を、そして、君には俺が側にいる。
そしたら、誰も寂しくないだろ?」
「うん、そうだね!
じゃあ、私を楽しませてくれますか?」
「もちろん!」
そうして3日間、その子と毎日遊んだ。
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