第一章 海の上の空

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「海堂、待って!」  俺は、海堂を走って追いかけたが、人混みに見失いそうになった。 風邪のせいなのか、足元がふらついてしまう。 自動ドアを出ると、庭の木に手をついて、ふらつきをやり過ごそうとした。 しかし、走ったせいなのか、尚、酷くなっていた。 「海堂!」
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