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「三時間だそうだ」
「……」
湯沢が頷いたのが分かった。
「弘武、有明君は無事か?」
「……無事です。熱も下がりました」
今、別の熱が出ている。
真実を言ってもいいものだろうか。
芝生を見ていると、春留が俺を見上げていた。
「印貢、泣きそうな顔をしているけど、本当に有明君は無事なの?」
秋里に心配されてしまった。すると、春留が鳴いていた。
「え、湯沢に間違ってホーの媚薬を渡してしまったの?それで、熱が下がったけど、
熱い夜の状態……」
いつから、春留と秋里は会話できるようになっていたのだ。
俺が慌てて秋里を見ると、征響と倉吉が長い溜息をついていた。
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