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「……何も、感じないの?下半身、麻痺なのか?痛覚はあるの?」
でも、変な質問をしてしまい、帰りかけた有明が振り返った。
皆、その点が不安なのだ。
もしかして、下半身の痛覚がないのかと、心配している。
「……もの凄く痛かった。痛いのを我慢したら、表情まで気が回らなかった。
そうしたら、無表情になったみたいだ。
それで、湯沢がエスカレートしてしまって、結果、気を失っていた」
「それは、一回目だよね……」
痛いということは、痛覚はある。
「何回目まで知っているの、昨日は気持ち良くて蕩けた。
あんなことが、あんなに気持ちいいとはしらなかった」
聞えないくらいのコメントをすると、真っ赤になって有明が席に戻った。
俺も、安心して席につく。
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