第一章 海の上の空

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 俺は、日々、相澤に馬鹿にされているような気もする。 でも俺は、年の差もあるので、相澤を尊敬はしていると思う。 それに、俺は学園刑事のアルバイトでもあった。 相澤は、俺の上司にあたる。  俺、印貢 弘武(おしずみ ひろむ)は高校に通う十六歳、高校一年生。 期末試験が済めば夏休みになるが、そんな季節に風邪をひいた。  隣の席の刑事は、相澤 真名斗(あいざわ まなと)二十六歳、 俺とは十歳離れている。  放課後、サッカー部の練習に行ったが、あまりにクシャミをしていたので、 周囲に感染させるなと家に帰されてしまった。
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