天樹の村伝説 序章 旅立ち

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200X年の夏休み 東京の西外れ 虹野市 JR虹野駅を 出発した 中王本線は、神奈川県 山梨県 を経て 長野県へやって来ました。 大学在学中に知り合ったある方から 天樹の村の話を聞いてから 楠 紫蘭 はその夢のような世界に 魅せられたか??? 大学夏休みに入ってすぐに 天樹の里のある 長野県へ  なけなしの貯金をはたいて 向かいました。 そして それ以降 連絡が 取れなくなったのです。 すぐに 警察へ 届けるも 「何 一人旅の開放的な気分で遊び回っているのであろう」と あまり 親身になってくれない警察をみかぎって  ご両親は すぐに 長野に詳しい探偵を雇って 調査を 頼むも 二人めの 探偵が 戻った時点で 何一つ 手がかりも掴めず また まったく別の探偵社に 頼んだにも 関わらず 「依頼はお断りします。手付金も全て返金致します」と 奇妙な対応に 業を煮やした 両親が 長野へ 向かい いろいろと 調査しても 玄人の探偵でさえ わからなかったことが わかるはずもなく 唯一の手がかり 天樹の里 と呼ばれる 場所さえ 掴めず そして 何やら 両親を 怖がらせた出来事が 黒い服の男の 突然の 来訪 家で一人待つ まだ 中学生だった 僕の所にも 何度か 現れた 黒い服の男たち これが 何を意味するのか わからず 両親は 警察に 相談に行くも 何も 被害が 出ていないうちは なんとも 対処できません の 一言 に 何度泣かされたか ついに 母親が ノイローゼに なってしまい 姉 楠 紫蘭のことは 封印してしまおう と なってしまった。 その頃 僕 楠 正継は 市の図書館や ネットなどで 天樹村について いろいろ 調べては 全て メモして 何ヵ所かに 分けて 保管したりしていました。 というのも はじめに 自分の部屋の机の引出しに しまっておいたその資料が ある日 忽然と 消えていたから 初めは 他の場所にしまったのだろうと 思っていたが やはり どこにも なく。 これは ただ事ではないと。
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