プロローグ

2/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
…曇り空。まるで俺の心のよう。灰色にくすぶった、そんな空。 「…はぁ…」 溜息が白い。相当気温が低い。こんな寒波は今季初だ。 「…雪か。そりゃ降り出すわな…」 こんな気温じゃ、雪が降るのは容易く予想できた。 その時だ。俺は女の子の悲鳴のようなものを聞いた。でもやけに遠かった。そう思った矢先、上から… 「きゃぁぁぁぁぁ!!!」 「なんだ?うわぁぁ!!」 …まさに、『空から女の子が!』だな。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!