第1章

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今日の読売新聞(1月16日付け)に軽井沢バス事故の後遺症に悩むお客様の怒りの声が載っていた。 事故原因については沢山の言い分があるが、事故の道義的責任に関しては、関係者として慚愧に絶えない。 せめてもと、事故を減らす方法を考えてみたい。 まず、フィンガーシフトの問題として、エンジンとミッションの保護の為に、コンピューターが判断して、過回転になるとニュートラルになる仕組みだと書いた。 事故原因の論議の中で、このニュートラルになっていたのが、運転ミスなのかコンピューターの判断なのかと取り上げて、速度から判断すれば、これはコンピューターの判断だと、俺は主張した。 このコンピューターが判断して、ニュートラルになった場合に、自動的にブレーキが作動して速度を低下させ、再びシフトが入る状況にする装置があったなら、あの事故の状況なら、それだけで事故を起こさなかった可能性があるし、それでも事故になったとしたら、原因究明にも役立ったと思う。 これは、今後の検討課題として提言したい。 このフィンガーシフトの問題を含めて、俺はコンピューターの誤作動の可能性も指摘した。 コンピューターの誤作動については、それが原因の不具合については、その不具合が解決された後では、この不具合を直す為に修理工場に持ち込んでも、原因不明で直す必要が無いとして、帰って来てしまう。 これは、どのバス会社でも経験している。と書いた。 普通のPCでもいきなりフリーズする事があるらしいが、これは、コンピューターの問題点だと思う。 今のこのコンピューターの誤作動率は、何%以下なら合格になっているかは知らないが、この誤作動率は、自動車に搭載する物に関しては、誤作動率が限り無く0でなければならない。 これは、自動運転車が発売され、売れれば売れたほど、誤作動率の問題は重要になると思う。 この問題を解決する為に、セフティとして予備システムを搭載したとしても、それもコンピューターを使用する訳だから、この誤作動率は、早急に解決する必要が有ると考えます。
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